大学入試の「定員厳格化」が、
受験生や大学に大きな影響を
及ぼしています。
これまで、大学は入学定員充足率
(入学定員に対する入学者数の割合)を
1.2倍までに抑えれば
私学助成金が交付されていましたが、
この基準が16年度は1.17倍、
17年度は1.14倍、18年度は1.1倍と
年々厳しくなっています。
基準を超えると
助成金は全額カットとなるため、
各大学は基準内に収めるべく、
奮闘しています。
17年度、18年度と
大都市圏のほとんどの私大が
合格者数を大幅に絞っています。
18年度入試で
合格者数を前年より大幅に減らしたのは、
法政大(▲3633人)、
東洋大(▲3170人)、
立命館大(▲3147人)、
関西学院大(▲2460人)、
京都産業大(▲2346人)など。
早稲田大も2年連続で、
2千人前後絞っています。
歩留まりが読めないため、
各大学は合格者数を絞って
様子をみたうえで、
「追加合格」を出して
調整を図るしかありません。
3月末に追加合格を出す大学もあり、
受験生にとっては、
ぎりぎりまで入学先が決まらない
という事態にもなりかねません。
さらに追い打ちをかけそうなのが、
すでに国会に提出されている
「23区の私大定員抑制」法案です。
これは、東京23区内の大学新設や
定員増を原則10年間認めず、
新規の学部学科の設置も
現状の定員内でしか
認めないというものです。
法案が通れば、
20年度から規制が始まります。
狙いは、東京一極集中の是正で、
東京への流出で地方の若者が減り、
地域の活力が低下しているとして、
地方大学の振興と雇用機会の創出を
目的としています。
日本では、
少子化が進んではいますが、
大学の入試環境は
さらに激化しています。
自民党の教育再生実行本部会は、
「国立大学も定員を減らして、
国際的な土俵で互角に戦える大学を創る」
という構想を提言しています。
1学年が200万人だったかつての時代と
120万人の今では、
同じ定数で取ったら質が落ちる
という論理もあります。
京大を東大の3分の2にするとか、
各大学の定員を半分以下、
3分の1にするなどの案も出ています。
このような問題は、
世界的な問題でもあります。
世界中で
タイ映画『バッド・ジーニアス』が
大ヒットしています。
これは、
受験戦争のあまりの激しさを、
入試のカンニングというテーマから
如実に描き出している作品です。
このような時代に、
私たちはどのように
対処したらよいのでしょう。
それは、
子どもに確固たる「素地力」を
幼少期からつけさせることです。
ヘーグルが提唱している「素地力」
(右脳記憶力、イメージ力、高速処理能力、
高効率学習能力、波動読み、速読力など)
を子どもに
きちんと身につけさせてあげれば
恐れることはありません。
ヘーグルで培った「素地力」は、
子どもが中学、高校と進学していくほど、
さらにその能力は高くなる傾向にあります。
本人が、将来を明確に描けば描くほど、
対処していく心が固まり、
本気度が増すことによって
幼少期から培ってきた力を
存分に発揮する環境が整うように
なるからです。
ですから、
ヘーグルでの取り組みを
教室やお家でもきちんと
こなしていきましょう。
そうすることによって、
「素地力」の定着度がさらに高まり、
どんどん強い力となっていきます。