第117回「理想の中学受験のカタチとは?④」

中学受験の上位、最上位校に
合格できる学力とはどのようなものか?
について考えてみます。

このテーマについて考えるには、
中学、高校で自立学習ができ、
さらに伸びる力をどう育てるか?についても
同時に考える必要があります。
これらのテーマの共通点は、
「小学生期に自立学習ができる基盤を作り上げる」
ことです。

通常の中学受験では、
多くの場合「やらされ学習」となってしまい、
子どもが自主的に考えたり行動したりする機会が
非常に少なくなってしまいます。

小学校中学年から高学年の時期に
このような習慣がついてしまうと、
そのあとも誰かの指示や指導がないと
動けない人間となってしまいます。

なぜならば、
毎週の学習カリキュラムが決まっており、
宿題も多く出され、
「これとこれを来週までに必ずやって来ること」
が義務付けられ、
それを単にこなす日々を送ることになるからです。
つまり、
「与えられたことだけをやる、
与えられなければやらない」
といった受動的な思考パターンが
身に付いてしまうのです。

こうして「指示待ち人間の原型」が
出来上がります。

中学受験をするには、
大人が完全に子どもを管理するしかないと
多くの人は思い込んでいます。

しかし、これでは中・高生になって
自立学習ができる子にはなりません。

中学、高校に行っても、塾や家庭教師などに
お世話になるしかないのです。

へーグルのMEPでは、
「自己管理能力を養う」ことが基本になっています。

まず、自分で勉強のペースを考え、
自律的に学習をします。

これは、小学生にとっては結構難しいのです。

どうしても、「めんどくさい」とか、
「やる気が起こらない」とか、
「だらだらとテレビを見てしまった」
などという結果になってしまいます。

そうなると、親の方も“カッカ”してきます。

当然、親子喧嘩が始まります。

「あなた、ちゃんとやるって約束したの
にどうしてやらないの?」
「先週もそうだったじゃないの。
いつになったらやるの?」
と、次第にエスカレートしていきます。

でも、この葛藤の時期が、
子どもを後に自立学習できる子に育てるのは
とても重要なことなのです。

たしかに、
この葛藤は親も子もつらいものがあります。

それは
「親離れ、子離れをする準備である」と同時に
「反抗期」とも重なってくるので、
なおさら苦しいのです。

しかし、これからお互いが自立をしていく
重要な時期と捉えて四つに組んでいくと、
結構乗り越えられるものです。
最終的に上位校、最上位校に合格する子どもは、
自立と自律が必要です。

そうでないと、
たとえ入試に合格してもそのあとが大変です。

なかなか学校の勉強についていけなかったり、
塾などのお世話になって
その日、その日を何とかしていくしかなくなるのです。

MEPを卒業した子どもたちは、
中学生になってからほとんど塾などには通わず、
部活を思いっきりやりながら
自立学習をしています。

小学生の時はあまりうまくいかなかった場合でも、
中学生以降になると俄然変わってくるのです。

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